全国ピッツェリア巡り339店舗目
3月10日に地元立川にオープンしたピッツェリアのオープン2日目に行ってきました。
場所はJR立川駅南口から徒歩2分ぐらいのビル3階にあり、エレベーターで入口まで行きます。
薪窯は、FBなど見ていると私が面識のない日本人薪窯職人が、レンガとセメントで組み上げた物の様です。
煙突は、現在全国のピッツェリアでの施工シェア70%を誇る宮村工作所が請け負っています。
今回頼んだメニューは、
・前菜盛り合わせ
・ピッツァ マルゲリータ
・北海道産四元神威豚肩ロースの窯焼きポルケッタ
・ババ
・エスプレッソ
・メッシーナ
・グラスワイン赤
前菜盛り合わせ
前菜盛り合わせは、黒板メニューで今のところ通常メニュー扱いではないみたいです。一人前でも結構なボリューム。
パサパサのテリーヌと、レバーのパテの土台になっていたパサパサのパンがかなり気になりましたが、その他は美味しくいただけました。
ピッツァ マルゲリータ
来店前から気になっていた事があります。
ここのオープンは3/10。煙突工事が終わり薪窯に火入れを始めたのが3/1。実質窯焚きをした期間が10日間。経験上、薪窯職人が現地で組み上げたものは、完全に乾燥するまで大きい薪窯で半年、こちらの店舗の様なコンパクトな薪窯でも最低1カ月はかかります。乾燥しないと蓄熱性が悪く、火力も十分に出せないなので(乾燥しないうちにガンガン焚くと膨張などで窯が割れたり、炉床が爆発したりします)、ピッツェリアのオープンブームに乗っかって開いた系ではないかと心配していました。
実際に出てきたマルゲリータは、案の定裏面の焼きが甘かった。
薪窯がベストな状態になるのは毎日焼く枚数にも来月ぐらいかな。
ちなみに生地はイタリア産小麦粉と国産小麦粉のブレンドです。モッチリ感を出すつもりで国産小麦粉をブレンドしていると思いますが、薪窯の状態が100%になり蓄熱性が今より上がったら、開店時のレシピだと生地の表面が硬くなると思います。
ピッツァイオーロは、手つきからみてピッツェリアでの修業経験があるみたいですが、技術的にはまだまだ若手。
チーズは伊ナポリ ポンティコルボ社のモッツァレラ、トマト缶もイタリアの物を使っていると思われ、こちらは高評価です。
モッツァレラチーズのトッピングのバランスが中心に集まりすぎていたのが気になりました。木のパーラに乗せた後、窯に入れる前にチーズのバランスを手直しされた方が良いと思います。
北海道産四元神威豚肩ロースの窯焼きポルケッタ
ポルケッタは激ウマでした。薪窯で火入れし盛り付けた後にひと手間加えているようで、お肉のジューシーさと香ばしさを美味しく味わう事が出来ました。
ババ
ナポリの郷土菓子ババ。立川市近郊のイタリア料理店で出しているのは初ですね。
ババの生地がパサついていて食感が悪い事と、シロップにラム酒が足らず締まらない感じになっています。
・エスプレッソ
カップから見て、伊ローマのBondolfi社を入れているみたいです。
本物のイタリアンカフェがほとんど浸透していない立川で、本物のエスプレッソが飲める貴重なお店が増えうれしい限りです。
総評としては、イタリア色の強いお店ではなく、料理やアルコールの品揃えからして、日本人が考えるイタリアン居酒屋との中間みたいなお店。席数も多いのでパーティや仲間との飲みで利用できるシーンが多いと感じました。
ピッツァに関しては、三か月後にどう変化しているかで、こちらのお店やオーナーがナポリピッツァに対してどう考えているかがわかると思います。できればなんちゃってピザよりは本物のナポリピッツァを出すお店に成長してほしいと強く望みます。
期待していますよーーー、ムギさん!!!
今回のお店
Pizzeria e Osteria MUGI
東京都立川市柴崎町3-3-7 山三電機ビル3階
TEL:042-595-6153
17:00-24:00